AST SpaceMobileとVodafone Groupの合弁会社、本社はルクセンブルクに

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米国(アメリカ)のAST SpaceMobileおよび英国(イギリス)のVodafone Groupは欧州(ヨーロッパ)で設立する合弁会社に関して本社の所在地としてルクセンブルクを選定したと発表した。

AST SpaceMobileとVodafone Groupが欧州で設立する合弁会社はルクセンブルクを拠点とすることになる。

ルクセンブルクの強力なデジタル能力や立地を評価してルクセンブルクを選定したという。

ルクセンブルクで設立する合弁会社はAST SpaceMobileの衛星通信サービスを欧州で独占的に地上の移動体通信事業者(MNO)に卸提供する。

地上局の構築もルクセンブルクで設立する合弁会社が担う。

衛星通信サービスは衛星と携帯端末の直接通信で、2026年に商用化する予定である。

なお、宇宙関連事業が盛んなルクセンブルクは欧州では宇宙開発の中心的な存在で、複数の主要な衛星通信事業者もルクセンブルクに拠点を有する。

AST SpaceMobileおよびVodafone Groupはルクセンブルク政府、欧州の主要な意思決定者、欧州連合(European Union：EU)の加盟国、業界の代表者と緊密に連絡しており、欧州のデジタル主権を促進するとともに、一貫した宇宙開発計画を推進するという。

AST SpaceMobileにはRakuten Mobile (楽天モバイル)も出資している。

Rakuten MobileはAST SpaceMobileと協力して衛星と携帯端末の直接通信を導入する計画である。