タイのTrueとdtac、相互に5G国内ローミングを開始

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タイの移動体通信事業者(MNO)でTrueとして事業を行うTrue Move H Universal Communicationおよびタイの移動体通信事業者でdtacとして事業を行うdtac TriNetは相互に国内ローミングの提供を開始した。

タイの1都76県の全部を対象として相互に国内ローミングを提供している。

True Move H Universal Communicationの加入者はdtac TriNetが運用する700MHz帯の第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)を国内ローミングで利用できる。

一部の端末では適用されない場合があるが、国内ローミングを利用時の事業者名表示はTrue-dtacとなる。

dtac TriNetの加入者はTrue Move H Universal Communicationが運用する2.5GHz帯の5Gを国内ローミングで利用することが可能となった。

一部の端末では適用されない場合があるが、国内ローミングを利用時の事業者名表示はdtac-Trueである。

4Gの無線方式はLTE方式、5Gの無線方式はNR方式で、バンド番号はLTE方式の700MHz帯がBand 28、NR方式の700MHz帯がFR1のn28、2.5GHz帯がFR1のn41となる。

相互に国内ローミングの提供を開始した両社はタイのTrue Corporationの連結子会社となっている。

True Corporationは2023年3月1日にタイのTrue Corporationと同国のTotal Access Communicationが合併して誕生した。

合併前後のTrue Corporationは法人名が同一であるが、法人格は異なるため、以下から合併前のTrue CorporationをTrue Corporation (旧)、合併後のTrue CorporationをTrue Corporation (新)と表記する。

True Corporation (旧)とTotal Access Communicationの合併に伴いTrue Corporation (旧)の連結子会社であったTrue Move H Universal CommunicationおよびTotal Access Communicationの連結子会社であったdtac TriNetはTrue Corporation (新)の連結子会社となった。

True Corporation (新)はタイで2社の移動体通信事業者を所有することになり、グループとして保有する周波数を有効活用するために2社の移動体通信事業者で相互に国内ローミングの提供を開始した。

当面は2社の移動体通信事業者が携帯通信事業を継続する計画である。