KTやPLDTなどがキャリア・ブロックチェーン・スタディー・グループに参加
- 2018年02月23日
- SoftBank-総合
SoftBank、SoftBank Group傘下で米国の移動体通信事業者(MNO)であるSprint、台湾の移動体通信事業者であるFar EasTone Telecommunications (遠傳電信)、米国のブロックチェーン技術開発企業であるTBCASoftは韓国の移動体通信事業者であるKTおよびLG Uplus (LG U+)、フィリピンのPLDT、アラブ首長国連邦(UAE)のEmirates Telecommunication Group Company、スペインのTelefonicaがCarrier Blockchain Study Group (CBSG)に参加すると発表した。
各社は次世代の通信事業者間グローバル・ブロックチェーン・プラットフォームおよびエコシステムの構築に向けて連携することで合意したという。
Carrier Blockchain Study Groupは2017年9月に発足したコンソーシアムである。
通信事業者間に特化したブロックチェーン・プラットフォームを共同で開発する目的で、SoftBank、Sprint、Far EasTone Telecommunications、TBCASoftが共同で設立した。
参加企業がその顧客向けにブロックチェーンを活用した安全な清算や決済、個人認証やIoT端末向けアプリケーションなど様々なサービスを提供することを目指している。
すでにブロックチェーン・プラットフォームの研究開発を進めており、通信事業者間ブロックチェーン決済プラットフォーム上でトップアップ、ウォレットローミング、国際送金、IoT決済、ローミング・チャージ決済のデモンストレーションに成功し、2018年度中にはSoftBankとFar EasTone Telecommunicationsが日本および台湾の旅行者向けウォレットローミングの実証実験を実施する計画という。
なお、PLDTはフィリピンの移動体通信事業者であるSmart Communicationsを所有し、Emirates Telecommunication Group CompanyはEtisalatブランドを中心にアジア、中東、アフリカで移動体通信事業を手掛け、Telefonicaは欧州と中南米でMovistar、O2、Vivoのブランド名で移動体通信事業を展開する。
また、Far EasTone Telecommunications、KT、PLDTにはNTT DOCOMOが少数株主として資本参加しており、NTT DOCOMOの持分比率はそれぞれ約4.7%、約5.5%、約8.6%となっている。
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