HTC、インドのスマホメーカーにブランドライセンス供与か
- 2019年03月05日
- Android関連
台湾のHTC (宏達国際電子)はインドの携帯端末メーカーにhTCブランドのブランドライセンスを供与する可能性が浮上した。
インドメディアの報道によると、HTCはインドのMicromax Informatics、Karbonn Mobile India、Lava Internationalとブランドライセンス契約の締結に関して交渉を実施しているという。
また、Karbonn Mobile IndiaとLava Internationalはブランドライセンス契約を勝ち取るために協力する可能性があるとも伝えられている。
Micromax Informatics、Karbonn Mobile India、Lava Internationalはいずれもインドを中心に自社ブランドでスマートフォンを含めた携帯端末を展開している。
過去にはインドのスマートフォン市場で存在感を放っていたが、中高価格帯以上のスマートフォンを中心に中国企業の攻勢によって存在感を失っており、Micromax Informatics、Karbonn Mobile India、Lava Internationalの主戦場は低価格帯のスマートフォンやフィーチャーフォンにとどまる。
中高価格帯へ事業を拡大するにあたり、hTCブランドを活用する狙いがあると思われる。
HTCは世界的に中核事業のスマートフォン事業が不振で、前年同期比で大幅な減収を記録するなど業績は大幅に悪化している。
また、インドではしばらくスマートフォンの新機種の投入を見送っており、実質的な撤退に近い状況との見方もある。
インドのスマートフォン市場は市場規模が巨大であり、HTCとしてはインドの携帯端末メーカーとブランドライセンス契約を締結することで、ライセンス料を得て減収を補おうと考えている可能性がある。
ただ、hTCブランドは価値が低下しており、研究開発能力に欠けたインドの携帯端末メーカーがhTCブランドを利用したところで、双方ともインドで再び輝きを放つことは難しいかもしれない。
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