タイのTrue Corporationが2019年Q2の業績を発表

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タイのTrue Corporationは2019年第2四半期の業績を発表した。

2019年第2四半期の連結売上高は前年同期比45.1%減の335億7,300万タイバーツ(約1,157億円)、EBITDAは前年同期比75.4%減の79億500万タイバーツ(約272億円)、株主に帰属する当期純利益は前年同期比89.1%減の10億6,000万タイバーツ(約37億円)となった。

前年同期比で減収減益を記録したことになる。

また、携帯通信事業を指すTrueMove H事業の売上高は前年同期比33.3%減の267億5,500万タイバーツ(約922億円)である。

連結売上高のうちTrueMove H事業は79.7%を占めており、True Corporationの業績報告における事業区分を基準とすると、事業区分別でTrueMove H事業がTrue Corporationにとって最大の事業となっている。

TrueMove H事業の売上高うち携帯通信サービスは前年同期比6.3%増を記録したが、携帯端末などの製品販売は前年同期比80.3%減となり、製品販売の低迷がTrueMove H事業およびTrue Corporationの大幅な業績の悪化の要因のひとつとなった。

TrueMove H事業のほかにTrueOnline事業およびTrueVisions事業の業績も悪化しており、True Corporationの業績に対する影響度はTrueOnline事業が最も大きい。

2019年第2四半期末時点の事業データも公開されている。

TrueMove H事業の加入件数はポストペイド契約が786万9,000件、プリペイド契約が2,191万7,000件、ポストペイド契約とプリペイド契約の合計が2,978万6,000件となり、いずれも増加傾向にある。

すべての加入件数のうちポストペイド契約の比率は26.4%、プリペイド契約の比率は73.6%となっている。

2019年第2四半期に限定したタイバーツ(THB)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が464タイバーツ(約1,599円)、プリペイド契約が118タイバーツ(約407円)、ポストペイド契約とプリペイド契約の総合が212タイバーツ(約731円)となった。

なお、TrueMove H事業はTrue Corporationの子会社であるTrue Move H Universal Communication (TUC)およびReal Move (RMV)が担当しており、ライセンス上はTrue Move H Universal Communicationが移動体通信事業者(MNO)、Real Moveがタイの移動体通信事業者であるCAT Telecomのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)となる。

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