楽天モバイル、東名阪以外でもトラヒック混雑エリアはローミング対象外に
- 2019年10月15日
- KDDI-総合, Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)が移動体通信事業者(MNO)として展開する携帯通信サービスにおいて、東京都特別区(東京23区)、大阪府大阪市、愛知県名古屋市以外でもローミングの対象外となる場所が存在することが分かった。
Rakuten MobileはKDDIおよびKDDIの連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)とローミング協定を締結しており、Rakuten Mobileが自社で基地局を設置してネットワークを整備したエリア以外では、ローミングとしてKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが整備したLTE方式のネットワークを利用できる。
ローミング協定は2026年3月まで、ローミングの対象エリアは基本的に東京都特別区、大阪市、名古屋市を除く日本全国となっている。
東京都特別区、大阪市、名古屋市内でも地下鉄や主要ビル内はローミングの対象となるが、一方で東京都特別区、大阪市、名古屋市以外でローミングの対象とならない場所が存在する模様である。
Rakuten Mobileはサービスエリアを公開しており、自社で基地局を設置してネットワークを整備するエリアを楽天回線エリア、 ローミングで利用できるエリアをパートナーエリアとして案内している。
KDDIが公開するau サービスエリアマップとRakuten Mobileが公開するパートナーエリアのサービスエリアを照らし合わせると、東京都特別区、大阪市、名古屋市以外でKDDIが整備済みのエリアながら、パートナーエリアではない場所の存在が確認できる。
この件に関してRakuten Mobileの広報担当者に確認すると、東京都特別区、大阪市、名古屋市以外のパートナーエリアは「トラヒック混雑エリアを除く全国エリア」との回答を得た。
トラヒック混雑エリアでは東京都特別区、大阪市、名古屋市以外でもローミングを利用できないため、Rakuten Mobileが自社で基地局を設置してネットワークを整備できていれば、楽天回線で使えることになる。
なお、東京都特別区、大阪市、名古屋市以外の楽天回線のエリアはすでに存在しており、2019年10月15日時点でサービスエリアに反映されていないが、サービスエリアは定期的に順次更新する予定という。
ローミングを利用できないトラヒック混雑エリアの詳細は開示していないとの回答であるが、KDDIが公開するau サービスエリアマップとRakuten Mobileが公開するパートナーエリアのサービスエリアを照らし合わせると発見できる。
ローミングで利用できる周波数に関しては、800MHz帯が基本になるとの回答である。
800MHz帯のBand 18またはBand 26をプライマリとして、キャリアアグリゲーション(CA)でほかの周波数も利用できる可能性は高いと推測している。
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