中国電信、携帯電話加入件数で中国聯通を逆転
- 2019年10月30日
- 海外携帯電話
中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)は移動体通信サービスの加入件数で同じく中国の移動体通信事業者であるChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)を逆転したことが分かった。
China TelecomおよびChina United Network Communicationsは2019年第3四半期の業績を発表しており、2019年第3四半期末時点の移動体通信サービスの加入件数はChina Telecomが3億3,043万件、China United Network Communicationsが3億2,473万件となった。
2019年第2四半期末時点の移動体通信サービスの加入件数はChina Telecomが3億2,348万件、China United Network Communicationsが3億2,435万件であるため、China Telecomは2019年第3四半期中にChina United Network Communicationsを逆転したことになる。
より詳細な月次データを参照すると、2019年7月末時点の移動体通信サービスの加入件数はChina Telecomが3億2,580万件、China United Network Communicationsが3億2,446万件となっており、2019年7月末時点でChina Telecomが上回っていたため、2019年7月に逆転したことが分かる。
これにより、加入件数ベースではChina TelecomがChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)に次いで中国で2番目の規模の移動体通信事業者となった。
世界ではChina Mobile Communications Group、インドのVodafone Idea、インドのReliance Jio Infocomm、インドのBharti Airtelに次いで5番目で、China Mobile Communications Groupは6番目となる。
なお、China Mobile Communications Groupの移動体通信サービスの加入件数は2019年第3四半期末時点で9億4,203万件に達した。
中国全体では移動体通信サービスの加入件数は15億9,719万件となり、近いうちに16億件を突破すると思われる。
移動体通信事業者別の占有率はChina Mobile Communications Groupが58.98%、China Telecomが20.69%、China United Network Communicationsが20.33%で、China Mobile Communications Groupが6割近くを占めている。
China TelecomとChina United Network Communicationsは業務提携を締結しており、第5世代移動通信システム(5G)のネットワークは共同で構築する。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。