タイ最大手のAWNがサブブランドとしてGOMO by AISを開始、Singtelと共通
- 2020年05月26日
- 海外携帯電話
タイのAdvanced Info Service (AIS)の子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるAdvanced Wireless Network (AWN)はサブブランドとしてGOMO by AISの展開を開始した。
これまで、Advanced Wireless Networkは親会社であるAdvanced Info Serviceの略称のAISをブランドとして携帯通信サービスを提供してきたが、携帯通信サービスにおいて2020年5月26日より新たにサブブランドのGOMO by AISを新設する。
オンライン100%とアピールしており、加入は完全にオンラインで受け付ける。
自由およびシンプルも特徴とし、OSにAndroidまたはiOSを採用した携帯端末向けにアプリケーションを提供するため、各種手続きはアプリケーションを通じていつでも自由に行える。
基本プランはポストペイドの1種類で、定期契約はない。
月額料金は付加価値税込で299タイバーツ(約1,000円)に設定されている。
月間データ通信容量は50GBで、所定のデータ通信容量を超過後は当月末まで通信速度が最大512kbpsに制限される。
最大512kbpsの制限は2020年5月26日から2020年6月30日までに加入を申請した場合に適用されるため、将来的にはデータ通信の利用状況などを勘案のうえ条件が変更される可能性もある。
SMSは200件、音声通話は100分、AIS SUPER WiFiは無制限となっている。
ほかに2020年6月30日までに加入を申請すると付与される特典を用意している。
オプションとしてタイ国内のデータ通信、音声通話、データローミングを提供しており、必要に応じて追加できる。
提供元のAdvanced Wireless Networkは加入件数を基準にタイで最大手の移動体通信事業者で、Advanced Info Serviceによる持分比率は99.99%である。
GOMOの名称はシンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel)の完全子会社で同国の移動体通信事業者であるSingtel Mobile Singaporeもサブブランドとして使用している。
Singtel Mobile Singaporeは親会社であるSingapore Telecommunicationsの略称のSingtelをブランドとして携帯通信サービスを提供してきたが、2019年3月25日より完全にデジタルな携帯通信サービスとしてGOMOの展開を開始した。
オンラインを重視する点はAdvanced Wireless NetworkとSingtel Mobile Singaporeともに共通と言える。
なお、Advanced Wireless NetworkはSingapore Telecommunicationsの関連会社であるため、Singtel Mobile Singaporeと同じサブブランドを採用した。
Advanced Wireless Networkの親会社であるAdvanced Info Serviceに対するSingapore Telecommunicationsの持分比率は完全子会社でシンガポールのSingtel Strategic Investmentsを通じて23.32%となっている。
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