深圳市当局がファーウェイ駅の命名理由を説明
- 2020年08月29日
- 海外携帯電話
中国の広東省深圳市の政府機関である深圳規画和自然資源局は深圳地鉄(Shenzhen Metro)の華為駅の命名理由を説明した。
深圳市ではShenzhen Metro Group (深圳市地鉄集団)が運営する深圳地鉄の10号線の営業運転を2020年8月18日の11時18分(中国標準時)に開始しており、それに伴い10号線の駅のひとつである華為駅の運用も開始している。
華為駅の正式名称は中国語で華為駅、英語でHuawei Stationとなる。
駅の正式名称は中国のHuawei Technologies (華為技術)の企業名に由来する。
ただ、中国ではインターネット上を中心に企業名を駅の正式名称に使用することはできないとの指摘が多く寄せられたため、華為駅と命名した背景を説明するに至った。
華為駅の周辺は最大の施設がHuawei Technologiesの拠点となり、そのHuawei Technologiesの拠点は1平方キロメートル以上にも達する広大な面積と長年の歴史を有する状況で、もはや華為が地名と同等の意味を持つようになったという。
また、2018年に深圳市の政府機関である深圳規画和国土資源委員会が発行した路線および駅の命名規則では第八条の七において、駅の正式名称には商業施設、企業名、商業住宅区の名称を使用してはならないと規定しているが、路線および駅の命名規則を発行する前の2016年に深圳地鉄の拡張に関する計画を定めた時点で華為駅の設置および正式名称を決定していた。
なお、国のレベルでは法律などで駅の正式名称の命名規則に関する規定はないが、深圳市のように地方自治体が独自に命名規則を設けている場合がある。
Huawei Technologiesの拠点は地名と近い意味を持つようになり、命名規則の制定前に決定したことであるため、華為駅の命名は適切との考え方を示したことになる。
華為駅の周辺のHuawei Technologiesの拠点にはHuawei Technologiesの本社機能も設置しており、Huawei Technologiesにとって最も重要な拠点のひとつとなっている。
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