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中国広電網絡を設立、中国で第4の携帯電話事業者として5G導入へ



中国のChina Broadcasting Network (中国広播電視網絡)などは中国で新たな事業会社として中国広電網絡を設立したと正式に発表した。

中国広電網絡は中国語の正式な社名が中国広電網絡股份有限公司で、英語表記の正式な社名は公表されていない。

中国の首都・北京市で2020年9月25日に設立しており、登記機関は北京市工商行政管理局で、登録資本金は1,012億107万2,000人民元(約1兆5,822億3,727万円)である。

中国広電網絡にはChina Broadcasting Networkを含めた46の事業体が資本参加しており、その一部の事業体が参加して2020年10月12日の午前には北京市で中国広電網絡の設立に伴う式典も開催した。

筆頭株主はChina Broadcasting Networkで、持分比率は約51.0%と過半であるため、China Broadcasting Networkの子会社に位置付けられる。

ほかに中国のState Grid Information & Telecommunication Group (国網信息通信産業集団)および中国のHangzhou Alibaba Venture Capital Management (杭州阿里巴巴創業投資管理)がそれぞれ約9.9%、Guangdong Radio Television Network (広東広電網絡発展)が約6.2%を保有しており、その他の事業体はすべて5%を下回っている。

中国ではChina Mobile (中国移動)として展開する中国のChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)、China Unicom (中国聯通)として展開する中国のChina United Network Communications Group (中国聯合網絡通信集団)、中国のChina Telecommunications (中国電信集団)、そしてChina Broadcasting Networkが中国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)より第5世代移動通信システム(5G)の免許を受領した。

これにより、China Broadcasting Networkは携帯通信事業に新規参入することが決まった。

China Mobile Communications Groupは各一級行政区でそれぞれ子会社、China United Network Communications Groupは子会社で中国のChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)、China Telecommunicationsは子会社で中国のChina Telecom (中国電信)を通じて携帯通信事業を展開しており、China Broadcasting Networkも同様に子会社を通じて携帯通信事業を展開すると予測できていた。

China Broadcasting Networkは新たに設立した中国広電網絡を通じてCBN (中国広電)として携帯通信事業に参入する見込みである。

通信方式および周波数はChina Broadcasting Networkが割当を受けた700MHz帯、3.5GHz帯、4.5GHz帯で5GのNR方式を導入することが分かっている。

また、China Mobile Communications Groupと協業することも決定しており、ネットワークの管理はChina Mobile Communications Groupが担当する。

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