Xperia PRO-Iには4型番を用意、5G対応バンドも判明

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Sonyが発表したスマートフォン「Sony Xperia PRO-I」には4種類の型番が存在することが分かった。

Sony Xperia PRO-Iはカメラ機能を強化したハイスペックなスマートフォンで、日本を含めたグローバルで展開する計画である。

Sonyが国および地域ごとに公開する公式ウェブサイトおよび正規取扱店にはSony Xperia PRO-Iの製品情報が掲載されており、型番はXQ-BE42、XQ-BE52、XQ-BE62、XQ-BE72の4種類が存在することを確認できる。

認証機関で判明した情報も考慮すると、少なくともXQ-BE42は日本、XQ-BE52は英国(イギリス)およびドイツ、XQ-BE62は米国(アメリカ)、XQ-BE72は中国およびロシアで販売することが確定している。

XQ-BE42は日本向け、XQ-BE52は一部の国を除く欧州(ヨーロッパ)向け、XQ-BE62は米国向け、XQ-BE72は日本を除くアジアおよびロシア向けとなる見込み。

すべての型番が第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式に対応し、サブ6GHz帯のFR1で定義された周波数を利用できる。

ミリ波(mmWave)のFR2で定義された周波数には非対応となっている。

型番ごとに対応するNR Bandが異なり、XQ-BE42はFDDのn3/n28およびTDDのn77/n78/n79、XQ-BE52はFDDのn1/n3/n5/n7/n8/n20/n28およびTDDのn38/n40/n41/n77/n78、XQ-BE62はFDDのn1/n2/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n66/n71およびTDDのn38/n40/n41/n77/n78、XQ-BE72はFDDのn1/n3/n5/n7/n8/n28およびTDDのn38/n40/n41/n77/n78/n79に対応する。

日本向けのXQ-BE42に関してはFR1で日本の移動体通信事業者(MNO)が商用化したNR Bandに限り対応しており、NR Bandは日本で使用時に限り有効となる。

日本ではFR1のNR BandはNTT DOCOMOがn78/n79、KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)がn28/n77/n78、SoftBankがn3/n28/n77、Rakuten Mobile (楽天モバイル)がn77を導入しており、SoftBankはMFBI技術を適用してn77の一部でn78に対応した端末も許容している。

ただ、SonyはNR Bandが端末側と移動体通信事業者側で一致する場合でも通信できない場合があると案内していることに留意しておきたい。

日本の移動体通信事業者としてはKDDIがau +1 collectionのラインナップでXQ-BE42を取り扱い、KDDI直営店およびau Online Shopで販売する計画である。

そのため、少なくともKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneでは動作すると思われる。