タイのTrueとdtac、合併に向けて協議開始

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ノルウェーのTelenorはタイのCharoen Pokphand Group (以下、CP Group)とタイのTrue Corporationおよびdtacとして事業を行うタイのTotal Access Communicationの合併に関して協議を開始したことを発表した。

TelenorおよびCP GroupはTrue CorporationおよびTotal Access Communicationの合併を模索するために協議を進めているという。

合併に向けて解決していない問題が存在するほか、最終的に合意に至るとは限らないため、さらなるコメントは行わないと説明している。

True CorporationおよびTotal Access Communicationもそれぞれ声明を発表しており、True Corporationは開示すべき事項が発生すれば情報を開示し、Total Access Communicationは進展があれば情報を開示すると案内した。

True CorporationはCP Groupと中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)の子会社で香港特別行政区のChina Mobile International Holdings (中國移動國際控股)が主要な株主で、持分比率はそれぞれ49.99%と18.00%となっている。

Total Access CommunicationはTelenorの子会社で、Telenorによる持分比率は62.51%である。

True CorporationおよびTotal Access Communicationの主要事業はいずれもタイにおける携帯通信事業で、それぞれ子会社を通じて携帯通信事業を展開する。

True Corporationは子会社でタイの移動体通信事業者であるTrue Move H Universal Communication、Total Access Communicationは子会社でタイの移動体通信事業者であるdtac TriNetが携帯通信事業を担当する中心的な事業会社かつ免許人となり、親会社による持分比率はともに99.99%となっている。

タイで大手3社に数えられる移動体通信事業者の加入件数は2021年9月30日時点でAISとして事業を行うAdvanced Wireless Networkが約4,370万件、True Move H Universal Communicationが約3,200万件、dtac TriNetが約1,930万件である。

そのため、合併が実現する場合は約5,130万件とAdvanced Wireless Networkを上回り、加入件数を基準にタイで最大の移動体通信事業者が誕生することになる。

なお、Telenorは協議の期間など詳細な情報は発表していない。