パラオでインターネットを一時停止、携帯電話事業者各社が案内

Tweet

パラオの移動体通信事業者(MNO)各社はインターネットの一時的な停止に関して発表した。

パラオの移動体通信事業者でPalauCelとして携帯通信事業を行う国営のPalau National Communications Corporation (パラオ国立通信公社：PNCC)はパラオのBelau Submarine Cable Corporationと共同プレスリリースを発表しており、パラオと米領グアムを結ぶ海底ケーブルの修理に伴い国際通信で影響が発生すると案内している。

国際通信は国際電話と国際SMSに限り提供を継続するため、インターネットは停止する。

Palau National Communications Corporationは衛星経由で国際通信を維持するが、海底ケーブルと比較して容量が限定的であるため、国際通信を利用しづらい事象が発生する場合も想定できる。

国内電話と国内SMSは影響を受ける対象ではない。

海底ケーブルは米領グアムのピティ村で緊急の修理を行う。

2023年7月18日の7時から作業を行い、2023年7月22日の17時に作業を完了する見込みという。

表記の時間帯はパラオ時間であるが、パラオ時間は日本標準時と同一の時間帯となっている。

なお、パラオは全域が日本と同一の時間帯となる4か国のうちのひとつである。

パラオの移動体通信事業者でPT Wavesとして携帯通信事業を行うPalau Communications & Electronics CompanyもPalau National Communications Corporationと同様の理由で国際通信の停止を案内している。

Palau National Communications Corporationの場合はインターネットに加えて国際電話と国際SMSも停止する。

国内電話と国内SMSは影響を受けない。

パラオの移動体通信事業者であるPalau Mobile Communicationsは案内していないが、少なくともインターネットは影響を受けると思われる。

在パラオ日本国大使館はインターネットを利用できない期間に連絡が必要な場合は電話で連絡するよう求めている。