香港のLenovo Group、旧FCNTの事業は約21億円で取得
- 2023年11月17日
- Android関連
香港特別行政区のLenovo Group (聯想集団)は大和管財から承継した事業の対価などを公表した。
Lenovo Groupは2023年9月29日付けで大和管財から特定の資産を取得するとともに、特定の負債を引き受けた。
購入対価は1,391万5,000米ドル(約20億9,381万円)である。
企業結合で受け入れた資産および引き受けた負債の額と主な内訳も開示している。
有形固定資産が733万2,000米ドル(約11億258万円)、使用権資産が144万米ドル(約2億1,660万円)、無形資産が591万3,000米ドル(約8億8,940万円)、その他の非流動資産が133万5,000米ドル(約2億76万円)、現金および現金同等物を除く純運転資本が1,318万米ドル(約19億8,200万円)のマイナスで、受け入れた識別可能な純資産の公正価値は284万米ドル(約4億2,008万円)となっている。
大和管財は旧社名がFCNT LIMITED (FCNT株式会社)である。
2023年5月30日付けで東京地方裁判所に民事再生手続き開始の申立てを行い、Lenovo Groupに事業を譲渡後の2023年10月6日に社名を大和管財に変更した。
Lenovo Groupは日本で設立したFCNT LLC (FCNT合同会社)を通じて大和管財から事業を承継している。
FCNT LLCが承継した事業には大和管財のプロダクト事業およびサービス事業が含まれる。
プロダクト事業の主要な事業はスマートフォンをはじめとする携帯端末に係る事業であるため、Lenovo Groupは日本でスマートフォン事業の成長を加速できると説明している。
なお、2023年9月30日に終了した6か月間となる2023年第2四半期累計の期間はFCNT LLCが承継した事業はLenovo Groupの売上高および税引前利益に寄与していない。
FCNT LLCは2023年10月1日より事業を開始した。
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