ソフトバンクグループ、約1.1兆円相当のT-Mobile US普通株式を無償取得へ
- 2023年12月27日
- SoftBank-総合
SoftBank GroupはドイツのDeutsche Telekomの連結子会社で米国(アメリカ)のT-Mobile USに対して同社の普通株式の48,751,557株を発行するよう通知したと案内した。
SoftBank Groupが発行するよう通知したT-Mobile USの普通株式は2023年12月22日の終値ベースで75億9,100万米ドル、1米ドルを142.34円で計算すると邦貨換算額は約1.1兆円に相当する。
SoftBank Group、Deutsche Telekom、T-Mobile USの間で締結した2020年2月20日付けのレターアグリーメントに規定された条件が米国時間を基準として2023年12月22日に充足されたため、SoftBank GroupはT-Mobile USに普通株式を発行するよう通知することになった。
T-Mobile USはSoftBank GroupもしくはSoftBank Groupが指定する関係会社に対してT-Mobile USの普通株式を無償で発行することになる。
SoftBank GroupによるとT-Mobile USはSoftBank Groupの通知から10営業日以内にSoftBank Groupの完全子会社に対して株式を発行する見込みという。
2020年4月1日にT-Mobile USとSoftBank Groupが子会社化していた米国のSprintが合併した。
SoftBank GroupはT-Mobile USとSprintの合併完了日の2年後の応当日から2025年12月31日までの期間にT-Mobile USの普通株式の45日間の出来高加重平均価格が150米ドル以上となった場合にT-Mobile USの株式を無償で取得できる権利を得ていた。
なお、条件付対価の基準価格はレターアグリーメントの条項に従い当初の150米ドルから149.35米ドルに調整されていた。
T-Mobile USはDeutsche Telekomの連結子会社である。
Deutsche TelekomのT-Mobile USに対する持分比率は2022年12月31日時点で48.14%となっている。
T-Mobile USは完全子会社で米国の移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile USAおよび米自治領プエルトリコ自治連邦区の移動体通信事業者であるT-Mobile Puerto Ricoを通じて携帯通信事業を展開している。
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