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富士通が米DISH Wirelessに新型の5G無線装置を供給へ、韓国で製造



Fujitsu (富士通)製のNR基地局「TB2 RU」が2024年1月4日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過した。

FCC IDはCFD5G4RUTBである。

携帯通信網はNR (FR1, FDD) n66/n70/n71で認証を受けている。

TB2 RUは基地局を構成するトライバンドに対応したアンテナ分離型の無線装置である。

連邦通信委員会で認証を受けた周波数から米国の移動体通信事業者(MNO)であるDISH Wireless向けと考えられる。

なお、連邦通信委員会の認証ではFujitsuの完全子会社で米国のFujitsu Network Communications (富士通ネットワークコミュニケーションズ)が申請者として機能しているが、ラベルに記載する製造者の名義はFujitsuであるため、製造元はFujitsuの扱いとなる。

基地局と携帯端末ともに製造元が米国法人ではない場合は連邦通信委員会の認証では米国法人が申請者として機能することも少なくない。

ラベルにはMade in Koreaと記載しているため、韓国国内に所在する工場で製造することになる。

これまでに、FujitsuはDISH Wirelessに2種類の無線装置を供給してきた。

NR (FR1, FDD) n26/n71およびNR (FR1, SDL) n29の低帯域でトライバンドに対応したTB 5G RUおよびNR (FR1, FDD) n66/n70の中帯域でデュアルバンドに対応したDB 5G RUの2種類を供給しており、低帯域と中帯域で無線装置を分けていた。

しかし、新たに供給する無線装置は1台で低帯域と中帯域に対応することになる。

1台で低帯域と中帯域に対応するが、低帯域では重要ではない周波数を省いている。

Fujitsuは当初からJMA Wirelessとして事業を行う米国のJohn Mezzalingua Associates製のアンテナを組み合わせてDISH Wirelessに無線装置を供給してきたが、新型の無線装置は韓国のKMW製のアンテナを組み合わせて供給する見込みである。

連邦通信委員会

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