楽天グループ、楽天シンフォニーの業績を開示
- 2024年02月16日
- Rakuten-総合
Rakuten Group (楽天グループ)は2023年(2023年12月期)第4四半期および2023年通期の業績の発表に伴い同社の完全子会社であるRakuten Symphony (楽天シンフォニー)の業績も開示した。
補足資料としてRakuten Symphonyの売上高を開示しており、2023年12月31日に終了した3か月間となる2023年第4四半期は前年同期比30.3%減の1億6,100万米ドル(約241億8,220万円)、2023年通期は前年同期比17.4%減の3億9,300万米ドル(約590億2,860万円)となった。
Rakuten Symphonyの事業ではハードウェア関連の計上のタイミングなど売上高が四半期ごとに大幅に変動する要素があることに留意しておきたい。
2023年通期は既存顧客に対する納品を引き続き進めたという。
ドイツでは同国の移動体通信事業者(MNO)である1&1 Mobilfunkの携帯通信網の展開や運用に協力している。
1&1 Mobilfunkは2022年12月28日に携帯通信網を活用した固定通信サービスを商用化したが、2023年12月8日には携帯通信サービスも商用化した。
携帯通信サービスの商用化に伴い本格的に移動体通信事業者として携帯通信事業を展開することになった。
1&1 MobilfunkではOpen RANを採用しており、Rakuten Symphonyはエンドツーエンドの技術パートナーとしてプラットフォームやソフトウェアを供給しているほか、システムインテグレータとしても機能する。
基地局を構成するOpen RANに対応した無線装置はRakuten Symphonyを経由して1&1 Mobilfunkに供給している。
1&1 Mobilfunkの事例はRakuten Symphonyにとって主要な実績のひとつとなった。
なお、Rakuten Groupは完全子会社で移動体通信事業者であるRakuten Mobile (楽天モバイル)を通じてRakuten Symphonyを完全所有する。
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