ベトナムのViettel Telecomが5G SAの展開に成功
- 2024年09月19日
- 海外携帯電話
ベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)の支店で同国の移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式をスタンドアローン(SA)構成で展開することに成功したと発表した。
これまで、Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel GroupはNR方式をノンスタンドアローン(NSA)構成で展開して5Gのトライアルを提供してきたが、ベトナムの移動体通信事業者としては初めてSA構成の展開に成功したという。
SA構成で音声通話やデータ通信などの動作を確認したと説明している。
NSA構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作する無線アクセスネットワーク(RAN)構成で、コアネットワークは4G向けのEPCを使用しており、アンカーバンドとして機能するLTE方式に常時接続が必須となる。
SA構成はNR方式が単独で動作するRAN構成で、コアネットワークは5G向けの5GCを使用する。
SA構成では低遅延などの高度な機能も実装できるため、Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel GroupはSA構成では個人顧客と法人顧客の両方に魅力的な5Gの提供を約束すると表明している。
これまでに、Viettel Groupが5G向け周波数として2.5GHz帯を取得した。
Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel GroupはViettel Groupが取得した2.5GHz帯で5Gを商用化する計画である。
無線方式はNR方式の採用が確定しており、NR BandはFR1のn41として運用することになる。
5Gを商用化する詳細な日程は確定していないが、SA構成の展開は5Gの商用化に向けた重要な通過点と強調している。
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