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NECとAGCが景観と環境に配慮した5G基地局の実証成功、ガラスアンテナ活用



NEC Corporation (日本電気)およびAGCは景観と環境に配慮した第5世代移動通信システム(5G)の基地局の実証に成功したと発表した。

景観と環境に配慮した5Gの基地局は景観配慮型サステナブル基地局と呼称している。

景観配慮型サステナブル基地局は建材一体型太陽光発電ガラス、ガラスアンテナ、アンテナ分離型無線装置で構成される。

建物の窓ガラスの屋内側に建材一体型太陽光発電ガラスおよびガラスアンテナを設置、室内にアンテナ分離型無線装置を設置して屋外のカバレッジを構築する。

ガラスアンテナの活用によって周囲の景観を損なわず、太陽光エネルギーの利用によって移動体通信事業者(MNO)が推進するカーボンニュートラルの取り組みにも貢献するという。

景観配慮型サステナブル基地局の実証は神奈川県川崎市中原区に所在するNEC Corporationの玉川事業所で実施した。

各社の役割はNEC Corporationがプロジェクトの統括、実証環境の提供、5Gに対応したアンテナ分離型無線装置の提供、実証の実施、AGCが建材一体型太陽光発電ガラスおよびガラスアンテナの提供である。

そのため、景観配慮型サステナブル基地局の構成はAGC製の建材一体型太陽光発電ガラスおよびガラスアンテナとNEC Corporation製のアンテナ分離型無線装置を組み合わせたことになる。

建材一体型太陽光発電ガラスで発電した電気を用いて景観配慮型サステナブル基地局の起動および継続的な稼働を確認したほか、5Gの端末を用いて正常に通信できることも確認したという。

NEC

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