KDDI、コミックマーケット106でDB-MMU搭載の可搬型基地局も展開
- 2025年08月15日
- KDDI-SAMSUNG

KDDI CORPORATIONはコミックマーケット106で通信品質対策を行うと発表した。
コミックマーケット106は東京都江東区に所在する東京国際展示場(東京ビッグサイト)で2025年8月16日と2025年8月17日に開催する。
多くの訪問者で混雑すると見込まれるコミックマーケット106の会期中は屋外の通信環境が不安定となることが想定される。
そのため、KDDI CORPORATIONはコミックマーケット106の会期中に合わせて東京国際展示場の屋外で通信品質対策を行う。
通信品質対策として車載型基地局および可搬型基地局を配備することになった。
車載型基地局および可搬型基地局は第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式に対応している。
NR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成でも運用する。
東京国際展示場の東側には3台の車載型基地局および3台の可搬型基地局、西側には3台の可搬型基地局を展開する計画である。
東側に展開する3台の可搬型基地局にはDual Band Massive MIMO Unit (DB-MMU)も搭載しており、最大で2倍の加入者が接続することができるという。
Dual Band Massive MIMO UnitはMassive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置で、周波数は3.7GHz帯と4.0GHz帯で動作する。
サブ6GHz帯(Sub6)のCバンドで非連続のデュアルバンドに対応することになる。
1台で3.7GHz帯と4.0GHz帯の5Gを同時に運用することができる。
ベンダは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)である。
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