9月1日より航空機内におけるスマートフォンなどの使用制限を緩和

国土交通省は航空機内における電子機器の使用制限を緩和すると正式しており、その使用制限の緩和が2014年9月1日より適用される。

これまでは航空機の安全な運航に支障を及ぼす恐れがあるとして、航空法に基づく告示により航空機内における携帯電話などの電子機器の使用を制限していた。

しかし、欧米当局が航空機内における電子機器の使用に関する方針を変更したことを受けて、国土交通省は航空機の安全な運行を保ちつつ旅客の利便性を向上するために制限を見直し、2014年9月1日より適用することに決定している。

使用制限の緩和は大きく分けて2点となっている。

1点目は電子機器から発射される電波に対する航空機の耐性に応じて航空機を区分し、その区分ごとに使用可能な電子機器と時間帯を拡大する。

2点目は着陸後に滑走路を離脱して、誘導路に入った時からすべての電子機器を使用可能とする。

なお、誘導路がない空港については、着陸後の滑走が終了して駐機場に向かった時としている

スマートフォンやタブレットなどは、一部の航空機では機内モードの状態で常時利用可能となり、離着陸時も利用できることになる。

航空機の機材などの条件によって緩和内容が異なっており、詳細については国土交通省が資料を参照していただきたい。

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