V-Lowマルチメディア放送を2016年3月に大阪・東京・福岡で開始、i-dioとして展開

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TOKYO FM Broadcasting(エフエム東京)などが中心となって設立したV-Lowマルチメディア放送の事業推進持株会社であるBIC、基幹放送局提供事業者となるVIP、関東および甲信越広域圏の移動受信用地上基幹放送局となるTOKYO Multimedia Broadcasting(東京マルチメディア放送)のBICグループ3社はV-Lowマルチメディア放送をi-dioとして2016年3月より提供を開始することを発表した。

i-dioは2016年3月に大阪、東京、福岡でサービスを開始し、2016年度上期に兵庫、名古屋、静岡、広島、福島でサービスを開始する予定である。

また、2016年度下期には関東および九州で放送エリアを拡大、2019年度には世帯カバー率を78.3%とすることを目指すという。

V-Lowマルチメディア放送は地上アナログテレビ放送終了後に空いたVHF-Low帯の99～108MHz帯を使用したマルチメディア放送である。

2010年に改正された放送法において新設された移動受信用地上基幹放送に定義される。

3つの大きな特徴を挙げており、1つ目は携帯性・移動性、2つ目は放送＝一斉同報性、3つ目は通信的＝IPデータキャスト(IPDC)としている。

携帯性・移動性については、携帯端末や車載型の受信機で移動しながらでも情報を入手可能、放送＝一斉同報性については、通信と異なり輻輳なく不特定多数に情報を提供可能な放送機能を有した新たなメディア、通信的＝IPデータキャスト(IPDC)については、映像、音響、データ等の様々な情報を柔軟に組み合わせた従来にない新しい形式の放送として蓄積型放送などの様々なサービスが可能という。

i-dioに対応したSIMロックフリーのスマートフォンとしてi-dio Phoneを発売する予定で、また従来のスマートフォンでもi-dioを受信可能なチューナーも放送開始に合わせて配布する計画を明らかにしている。

TOKYO FM Broadcasting