MillicomがザンジバルのZanzibar Telecomの買収を完了
- 2015年10月27日
- 海外携帯電話
ルクセンブルクを拠点に世界各国で移動体通信事業を展開するMillicom International Cellular (MIC)はタンザニアのザンジバルで移動体通信事業を展開するZanzibar Telecom (Zantel)の買収を完了したと発表した。
アラブ首長国連邦(UAE)を拠点とするEmirates Telecommunications (Etisalat)はZanzibar Telecomの株式の85%を保有していたが、2015年6月にMillicom International CellularはEmirates Telecommunicationsが保有するZanzibar Telecomの全株式を取得することで合意しており、この取引が完了したことになる。
この取引の結果、Zanzibar Telecomの株式の85%をMillicom International Cellularが保有して経営権を取得し、残りの15%は引き続きザンジバル革命政府が保有する。
なお、タンザニアはアフリカ大陸のタンガニーカとインド洋のザンジバルから構成されているが、ザンジバルではタンガニーカの中央政府ではなくザンジバル革命政府が高い自治権を有している。
そのため、この取引はザンジバル革命政府による承認を経ており、またザンジバル革命政府自らもZanzibar Telecomに出資している。
Millicom International Cellularはすでにタンザニアで移動体通信事業を手掛けており、タンザニア法人としてMIC Tanzaniaを設立してサービスブランドをTigoとして移動体通信サービスを提供している。
今後はMIC TanzaniaとZanzibar Telecomをサービス面では統合する可能性もある。
Millicom International Cellular
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