韓国における11月前半のスマートフォン販売シェアでLGが3位に転落、Appleが2位に
- 2015年11月18日
- 海外携帯電話
韓国におけるスマートフォンの販売台数シェアで韓国のLG Electronicsが2015年11月に入って3位に転落したことが韓国メディアの報道で判明した。
2015年11月前半が終わった段階で韓国におけるスマートフォンの販売台数シェアはLG Electronicsが10%台半ば、米国のAppleが20%台半ばと、LG ElectronicsがAppleに抜かれて3位に転落したという。
言うまでもなくトップは韓国のSamsung Electronicsであることには変わりないが、Appleは2015年10月23日に韓国で新製品となるiPhone 6sおよびiPhone 6s Plusを発売しており、iPhone 6sシリーズの発売後にAppleが販売台数を伸ばしているとのことである。
2015年第3四半期の時点におけるシェアはLG Electronicsは10%台後半、Appleが10%弱としており、一時期は海外メーカーの墓場と言われた韓国においてiPhone 6sシリーズが好調であることが分かる。
iPhone 6sシリーズが好調な一方でLG Electronicsは不振に苦しんでおり、LG Electronics製で1日あたりの販売台数が1000台以上をキープしているスマートフォンはLG ClassとLG V10のみに留まるという。
LG Classは1日あたり1700台前後、LG V10は1日あたり1500台前後として1日あたり1000台以上をキープしており、LG G4については1日あたり1000台前後の水準で販売しているとのことである。
なお、トップのSamsung ElectronicsはハイエンドのSamsung Galaxy Note5やSamsung Galaxy S6などが機種別の販売ランキングで上位に入るだけではなく、ミッドレンジ以下のSamsung Galaxy Grand Max, Samsung Galaxy A5, Samsung Galaxy A7, Samsung Galaxy A8なども好調で、1日に1000台以上を販売しているという。
LG Electronicsはシェアを回復するために値下げは避けられないとの指摘が出ているが、安易な値下げは業績悪化に繋がるため難しいとの見方もある。
Samsung Electronicsがミッドレンジのスマートフォンを拡充してくる中で、LG ElectronicsはGoogle Nexus 5Xを前面に出してミッドレンジの市場を攻略する見通しと伝えられている。
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