ドコモのLTE 150Mbpsエリアでスピードテストを実施、世界最速級の145Mbps超を記録!
- 2013年08月05日
- ブログ
NTTドコモは神奈川県の一部地区で2013年7月30日よりLTEサービス「Xi」において下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsのサービスを試験的に運用開始した。
LTE 1800(B3) MHzにおいて20MHz*2を使うことで、LTE UE Category 4に対応した端末で下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsを実現する。
尚、LTE UE Category 3に対応した端末では下り最大100Mbps/上り最大50Mbpsとなる。
試験運用の開始日よりNTTドコモのLTE 1800(B3) MHzに接続成功したとの報告があり、実際にスピードテストでその実力を試すためにわざわざ現地へ赴いた。
詳細な場所は伏せるが、東京急行電鉄田園都市線の鷺沼駅付近の屋外にLTE 1800(B3) MHzを吹いているNTTドコモの基地局があり、その近辺でスピードテストを行うことにした。
スピードテストに使用した端末はEMOBILE向けに投入されているHuawei Technologies製のSTREAM X GL07Sである。
STREAM X GL07SはLTE 1800(B3) MHz及びLTE UE Category 4に対応しているため、NTTドコモのLTE 1800(B3) MHzでは理論値が下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsとなる。
100Mbpsを超える記録を連発している中、何度かスピードテストを繰り返していると、下り145.12Mbps/上り33.67Mbps/応答速度39msという素晴らしい結果が出た。
一応、ネットワークの状態を確認しておくと、通信事業者はNTTドコモ、通信方式はLTE、電波強度は-49dBm/91asuであることが分かる。
STREAM X GL07Sが対応しているLTEの周波数帯はLTE 1800(B3) MHzのみなので、確実にNTTドコモのLTE 1800(B3) MHzに接続していることが分かる。
下りの145.12MbpsはNTTドコモのLTE 1800(B3) MHzでの結果の中で、把握している限りでは最速の数値である。
理論値の96.7%も出ており、電波環境が非常に良くてユーザが少ないという状況においても、滅多に見れない速度であると思われる。
スピードテストに使用したアプリケーションはRBB TODAY SPEED TESTで、アプリケーションによって多少の誤差が生じることもあるので、その点においては注意しておきたいところである。
20MHz幅*2でサービスを提供している通信事業者は幾つか存在するが、サービスイン済みの帯域に新たな帯域を追加したり、サービスイン済みの異なる帯域を束ねているケースが多い。
サービスイン済みの帯域を使うと速度は落ちてしまうので、サービスイン前の連続した20MHz幅*2が使用可能なのは最も速度が出やすい環境と言える。
測定方法の差異によって結果は大きく変わるため、一概には言えないことではあるが、下りの145.12Mbpsは現時点では日本最速の記録と思われる。
アジア最速の可能性もあり、いずれにせよLTE方式としては世界最速級であることは間違いないだろう。
スピードテスト遠征では好記録を連発していたので、非常に気持ちが良くて満足できる内容であった。
通信速度が速くなるのは嬉しいことであるが、スピードテストの回数が増えて速度規制の対象にならないよう注意したい。
今回はEMOBILEの端末をスピードテストに使用したのであるが、帯域幅の関係からEMOBILE自身ではなくNTTドコモの方でLTE UE Category 4の実力を先に発揮することになってしまった点は何とも言えない複雑な気分である。
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でも、平均値だと、世界ワースト10に入るんですよね。
自分のスマホ(12冬モデル)は、山手線だと、まともに繋がりもしません。
これでCMで、速い速いって…(失笑)
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>あははっ!さん
今回は速度が出やすい環境が整ってましたからねぇ。
サービスインしている帯域だとそうはいかないですよね…