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フィリピンのSan Miguelが2016年中に携帯電話事業者として新規参入へ



フィリピンのSan Miguel Corporation (SMC)はフィリピンで移動体通信事業者として新規参入する方針を固めたことが分かった。

San Miguel Corporationの幹部は2016年中によりパワフルなモバイルインターネットサービスを提供することを明らかにした模様で、2016年中に新規参入する計画が判明している。

これまでにSan Miguel Corporationは移動体通信事業に新規参入するために豪州のTelstraと合弁会社を設立する計画も報じられているが、San Miguel CorporationとTelstraは協議中としながらもTelstraとの提携は未決定の模様である。

フィリピンではSmart Communications、Sun Cellularブランドを展開するDigitel Mobile Philippines、Globe Telecomの3社が携帯電話サービスを提供しており、Smart Communicationsと同じくPhilippine Long Distance Telephone (フィリピン長距離電話:PLDT)傘下のDigitel Mobile PhilippinesはSmart Communicationsのローコストブランドと扱われることもしばしばあるが、San Miguel Corporationが新規参入を果たせば4社目の移動体通信事業者となる。

San Miguel Corporationは傘下企業を通じて700MHz帯を保有しており、この700MHz帯を利用して移動体通信事業を展開する見通し。

なお、San Miguel Corporationの傘下企業が保有する700MHz帯は周波数割当から長らく未使用の状態であり、Philippine Long Distance TelephoneとGlobe Telecomがはフィリピンの行政機関で電気通信事業などを管轄するNational Telecommunications Commission (NTC)に対して回収するよう要望を提出したこともある。

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