米国のAT&Tが2016年中に5Gのフィールドトライアルを実施へ

米国の移動体通信事業者であるAT&T Mobilityは第5世代移動通信システム(5G)の研究開発に関するロードマップを明らかにした。

AT&T Mobilityは5Gの研究開発を実施するにあたり米国のAT&T MobilityスウェーデンのEricssonや協力する計画で、2016年第2四半期に研究室内で5Gソリューションの開発を行い、2016年中には屋外で5Gのフィールドトライアルを実施するという。

5Gのフィールドテストはテキサス州のオースティンで実施する計画で、すでに米国の行政機関で電気通信事業などを管轄するFCC(連邦通信委員会)には5Gのフィールドトライアルで周波数を利用するための申請を提出している。

周波数は3400.0～3600.0 MHz、3700.0～4200.0 MHz、14500.～15350.0 MHz、27500.0～28500.0 MHzを利用する計画で、オースティンのAT&T Labsに5Gの基地局を設置する計画も分かっている。

5Gは第4世代同通信システム(4G)の10～100倍の高速な通信を実現し、通信速度は1Gbps以上に達するとしている。

また、早期に5Gのフィールドトライアルを実施することで、5Gの標準化に貢献するとのことである。

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