韓国の政府機関がGalaxy Note7の爆発を受けてサムスン電子に調査と報告を要求

韓国の政府機関である産業通商資源部の傘下組織である国家技術標準院は韓国のSamsung Electronicsに対してスマートフォン「Samsung Galaxy Note7」の爆発事故に関する調査と報告を要求したことが韓国メディアの報道で分かった。

Samsung Galaxy Note7は韓国を中心として2016年9月1日までに6件の爆発事故が報告されており、これを受けてSamsung Electronicsは追加の品質検査を実施するとともに韓国の移動体通信事業者には出荷を停止したことを認めた。

国家技術標準院はSamsung Galaxy Note7の爆発事故を認知しており、Samsung Electronicsに対して原因究明と調査と報告を要求したと伝えられている。

また、国家技術標準院の関係者はSamsung Electronicsの調査結果に応じて国家技術標準院が独自の調査を実施する可能性を示唆し、安全性に関わる緊急性が高い事案だけにSamsung Electronicsはすぐに調査結果を発表する見通しとコメントしている。

もしSamsung Galaxy Note7に欠陥があると認定されることになれば、Samsung Electronicsが自主的にリコール、もしくは国家技術標準院がリコールの命令やSamsung Electronicsに対する行政処分を行うことができるとのことである。

なお、韓国メディアの報道によると6件の爆発事故のうち少なくとも2件は充電中ではなく、Samsung Galaxy Note7の電池パックに欠陥がある可能性が高いと指摘されており、その電池パックはSamsung Electronicsの関連会社であるSamsung SDIから調達しているという。

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