タジキスタンの携帯電話事業者TcellがSIMカードの再登録を呼びかけ

タジキスタンの移動体通信事業者でTcellブランドを展開するIndigo TajikistanはSIMカードの実名登録を案内した。

タジキスタンではSIMカードの不正な売買が蔓延し、2016年の時点で正しく実名登録されていないSIMカードが70%に達すると推定されていた。

また、タジキスタンとの国境付近のアフガニスタン国内では武装組織がタジキスタンの移動体通信事業者のSIMカードを使用していることが判明し、タジキスタンではテロの計画が摘発されるなどテロの脅威が高まり、SIMカードの購入にはパスポートの提示を必須とするなどSIMカードの販売を厳格化していた。

そこでタジキスタン政府は反テロ施策の一環で2016年4月30日に電気通信サービスに関して新たな規則の導入を決議し、タジキスタンの移動体通信事業者は2016年11月1日よりSIMカードの実名登録を開始した。

厳格に運用されていなかったとはいえ、元々はSIMカードの購入時に実名登録を要請していたため、実質的に再登録を案内したことになる。

最寄りの販売店にSIMカードとパスポートを持参して2017年7月31日までに実名登録を完了する必要があり、実名登録が完了していないSIMカードは強制的に無効化される。

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