シリアの携帯電話事業者Syriatelが2016年通年の業績を発表、増収増益を達成

シリアのSyriatel Mobile Telecomは2016年通年の業績を発表した。

2016年通年の売上高は前年同期比40.3%の1,295億1,000万シリアポンド(約5,951億円)、営業利益は前年同期比5.3%増の248億2,000万シリアポンド(約1,140億円)となった。

2016年通年は前年比で増収増益を達成した。

シリアでは2016年にシリアの政府機関で電気通信分野を管轄する通信技術省(Ministry of Communication and Technology：MOCT)が主導して携帯電話料金の修正として実質的な携帯電話料金の値上げを実施しており、携帯電話料金の値上げが大幅な増収につながった。

2017年以降はシリアで第3の携帯電話事業者が新規参入して競争が激化する見込みで、さらにシリア国内は内戦が続いており、これからの不安要素は多い状況にある。

なお、Syriatel Mobile Telecomは日本政府による資産凍結および米国政府による金融取引禁止の対象団体に指定されている。

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