ミャンマーのTelecom International Myanmarが本社開所、2018年Q1に4G LTEを開始へ
- 2017年09月01日
- 海外携帯電話
ミャンマー(ビルマ)のTelecom International Myanmarは同国の最大都市・ヤンゴンで本社社屋の開所式を実施した。
Telecom International Myanmarはミャンマーで第4の携帯電話事業者として新規参入することが決まっており、新規参入に向けて本社機能を設置する本社社屋の建設を進めていた。
2018年第1四半期に携帯電話サービスを開始する予定で、携帯電話サービスの商用化に先立って本社社屋の建設が完了し、開所式を実施して正式に本社社屋を開所した。
Telecom International Myanmarは旧社名のMyanmar National Tele & Communications (MNTC)から社名を変更しており、ベトナムの国防省が所有するViettel Group (軍隊通信グループ)傘下で国際事業を手掛けるViettel Global Investment、ミャンマーの国防省が所有するMyanmar Economic Corporation (MEC)傘下のStar High、ミャンマーのMyanmar National Telecom Holding (MNTH)が出資する合弁会社で、筆頭株主はViettel Global Investmentである。
筆頭株主はViettel Global Investmentで、Telecom International Myanmarはベトナム企業からの大規模な投資でもあり、本社社屋の開所式にはベトナムやミャンマーの政治家も出席した。
なお、Viettel GroupとMyanmar Economic Corporationはいずれも各国の軍系企業となっている。
本社社屋の開業に先立ち、登記上の本店所在地も本社社屋の所在地に移転している。
新たな登記上の本店所在地は下記の通り。
No. 61-63, Zoological Garden Road, Dagon Township, Yangon, REPUBLIC OF THE UNION OF MYANMAR
Telecom International Myanmarはブランド名をMytelとして展開することが決まっている。
開所式では2018年第1四半期よりLTE方式を導入する方針を示した。
また、ベトナム、ラオス、カンボジアではミャンマー国内と同じ料金で国際ローミングを利用可能とする方針も示しており、ベトナムではViettel Group傘下のViettel Telecom、ラオスではViettel Global Investmentが出資するStar Telecom、カンボジアではViettel Global Investment傘下のViettel (Cambodia)と提携すると思われる。
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