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バングラデシュ当局がロヒンギャ難民にSIMカードの販売を禁止



バングラデシュの政府機関で電気通信分野を管轄するBangladesh Telecommunication Regulatory Commission (以下、BTRC)はミャンマー(ビルマ)から脱出したロヒンギャ族に対するSIMカードの販売を禁止した。

ミャンマーのラカイン州から迫害されたロヒンギャ族がバングラデシュへ大量に流入しているが、ロヒンギャ族の難民はバングラデシュ国内でバングラデシュの移動体通信事業者のSIMカードを使用しているという。

バングラデシュではSIMカードの購入にあたり実名登録を義務化しており、本人確認書類と指紋情報を提出する必要があるが、ロヒンギャ族に対しては実名登録なしで不正にSIMカードが販売されている模様である。

ミャンマー政府はロヒンギャ族をベンガル人の難民と位置付けているため、ロヒンギャ族は本人確認書類やそれに類する書類を保有していない。

すでに実名登録されたSIMカードをロヒンギャ族に転売している模様で、BTRCの関係者は実名登録されたSIMカードの転売は犯罪行為であると注意している。

BTRCはロヒンギャ族が使用しているSIMカードの特定に努めるという。

また、バングラデシュ政府はロヒンギャ族の難民から指紋情報の収集も開始しており、ロヒンギャ族の難民に対して仮の本人確認書類が順次発行される見通しである。

bdnews24.com

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