台湾向けにHUAWEI Mate 10 (HUAWEI ALP-L29)を発表
- 2017年11月24日
- Android関連
中国のHuawei Technologies (華為技術)はFDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/GSM端末「HUAWEI Mate 10 (HUAWEI ALP-L29)」を台湾向けに発表した。
HUAWEI Mateシリーズのハイスペックなスマートフォンである。
OSにはAndroid 8.0 Oreo Versionを採用する。
独自ユーザインターフェースとしてEMUI 8.0を導入している。
チップセットは64bit対応のHUAWEI Kirin 970である。
CPUはクアッドコアの2.36GHzとクアッドコアの1.8GHzで計オクタコアとなっている。
なお、HUAWEI Kirin 970はAI対応のチップセットとしており、Neural Network Processing Unit (NPU)と呼ばれるAI処理専用のユニットが統合されている。
ディスプレイはHUAWEI FullView Displayと呼ばれる約5.9インチWQHD(1440*2560)液晶を搭載する。
画素密度は499ppiに達しており、アスペクト比は16:9となっている。
カメラはリアに光学手ブレ補正に対応した約1200万画素裏面照射型CMOSイメージセンサと約2000万画素裏面照射型CMOSイメージセンサからなるデュアルカメラ、フロントに約800万画素CMOSイメージセンサを備える。
リアのデュアルカメラは約1200万画素裏面照射型CMOSイメージセンサがカラーセンサ、約2000万画素裏面照射型CMOSイメージセンサがモノクロセンサとなる。
Huawei TechnologiesはドイツのLeica Cameraと長期技術提携を締結しており、カメラにはLeica Cameraの技術が導入されている。
通信方式はFDD-LTE 2600(B7)/2100(B1)/1900(B2)/ 1800(B3)/1700(B4/B9)/900(B8)/ 850(B5)/800(B6/B18/B19/B20/B26)/ 700(B12/B17/B28) MHz, TD-LTE 2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/1700(IV)/ 900(VIII)/850(V)/800(VI/XIX) MHz, TD-SCDMA 2000(B34)/1900(B39) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応する。
LTE DL Category 16、キャリアアグリゲーション(CA)を高度化した5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)、256QAM、4×4 MIMOに対応し、通信速度は下り最大1Gbpsとなる。
なお、下り最大1Gbpsは3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)に加えて、すべての搬送波で256QAM、2つの搬送波で4×4 MIMOを同時に適用して実現する。
LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を利用できる。
SIMカードはデュアルSIMで、サイズはNano SIM (4FF)サイズである。
デュアルSIMデュアルVoLTE (双卡双VoLTE/DSDV)に対応するため、優先のSIMカードでFDD-LTE/TD-LTE方式を利用時に、第二のSIMカードはFDD-LTE/TD-LTE方式で同時待機が可能となる。
Bluetooth 4.2や無線LAN IEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz and 5.xGHz Dual-Band)やNFC Type A/Bにも対応している。
システムメモリの容量は4GBで、内蔵ストレージの容量は64GBである。
外部メモリを利用可能としており、microSDカードスロットを搭載する。
IP53に準拠した防雨性能や防塵性能を備える。
電池パックは内蔵式で、容量は4000mAhとなっている。
充電端子は表裏の区別が不要なUSB Type-Cを採用する。
フロントには指紋認証センサを搭載しており、セキュリティ性能を高めている。
カラーバリエーションは亮黒と摩卡金の2色展開である。
台湾における価格は20,900台湾ドル(約78,000円)に設定されており、台湾の移動体通信事業者であるChunghwa Telecom (中華電信)とFar EasTone Telecommunications (遠傳電信)が取り扱うことが決まっている。
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