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韓国・ソウルで2018年初めにApple Storeをオープンへ、代理店契約で懸案事項も



米国のAppleの韓国法人であるApple Koreaは2018年初めに直営店「Apple Store」の営業を開始することが韓国メディアの報道で分かった。

これまでより求人情報などから韓国で初めてApple Storeを開設する計画が分かっており、韓国の首都・ソウルの江南大通りで建設を進めている。

建物の工事は終盤を迎え、2018年1月~2月中には営業を開始する見込みと伝えられている。

韓国の移動体通信事業者であるSK Telecom、KT、LG Uplus (LG U+)と開通業務を行うために必要な代理店契約を締結するなどの仕上げ作業に入った段階という。

ただ、移動体通信事業者との代理店契約では懸案事項が存在する模様である。

Appleは移動体通信事業者にiPadですべての開通業務を処理できるシステムの構築を要求したほか、Apple Storeでは開通業務を受け付けるが、未納金の照会や収納など厄介とされる業務は受け付けず、既存の一般的な代理店からの反発が予想されている。

一般的な代理店は多くの要件が課されているが、そんな中でApple Storeを優遇すれば、一般的な代理店が差別行為として公正取引委員会に申告し、調査の対象になる可能性があるという。

韓国のスマートフォン市場におけるAppleの占有率は20%程度にとどまるが、インセンティブが大きい開通の顧客は一般的な代理店からApple Storeに流れる可能性もあり、Apple Storeを移動体通信事業者の代理店のひとつとして認識すれば、一般的な代理店から不満の声が出ることは確実と思われる。

ソウル新聞

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