ロシア国家無線周波数委員会、5地域で450MHz帯の周波数オークションを実施へ

Tweet

ロシアの政府機関で周波数の管理などを担う国家無線周波数委員会(State Commission on Radio Frequencies)は第4世代移動通信システム(4G)向けに450MHz帯の周波数オークションを実施する計画であることがロシアメディアの報道で分かった。

イングーシ共和国、サハ共和国、チェチェン共和国、チュクチ自治管区、ネネツ自治管区の5地域で450MHz帯の周波数オークションを実施する方針と伝えられている。

これまでにイングーシ共和国、チュクチ自治管区、ネネツ自治管区では450MHz帯の割り当てを行わず、サハ共和国とチェチェン共和国では地域事業者に450MHz帯の割り当てを試みたが、サハ共和国のSevero-Vostochnye Telekommunikatsiiやチェチェン共和国のChechenskaya Sotovaya Svyazは450MHz帯の利用を拒否したという。

また、クリミア共和国およびセヴァストポリ連邦市ではKrymtelekomに450MHz帯を割り当てる模様である。

450MHz帯はFDD-LTE方式のBand 31を運用できる周波数となり、すでにT2 RTK Holdingsがブランド名をSkylinkとして傘下企業のT2 Mobileを通じてトヴェリ州およびノヴゴロド州を皮切りにモスクワ市、モスクワ州、Saint-Petersburg Telecomを通じてサンクトペテルブルク市およびレニングラード州で450MHz帯を利用したLTEサービスを提供している。

CNEWS