KDDIとLG Uplusが業務協力覚書を締結、5Gや6Gで連携
- 2021年07月17日
- KDDI-総合
KDDIおよび韓国の移動体通信事業者(MNO)であるLG Uplusは第5世代移動通信システム(5G)の新規事業拡大や次世代ネットワークの技術協力による競争力の確保などを目的とした業務協力覚書を締結したと発表した。
移動体通信事業者としてau、UQ mobile、povoの携帯通信サービスを提供するKDDIとLG U+の携帯通信サービスを提供するLG Uplusは2021年7月5日に業務協力覚書を締結したという。
これまで、KDDIおよびLG Uplusは2015年から約6年間にわたり通信機器の共同調達、XRやドローンの商用開発、人材交流の実施など協業を進めてきた。
新たに締結した業務協力覚書を通じて5Gの新規事業の発掘や次世代ネットワークの技術協力などの分野で協力を強化する計画である。
業務協力覚書を通じて強化する具体的な取り組みも案内している。
5G時代に向けた法人および個人の顧客向けの製品とサービスの共同開発、次世代ネットワークにおける技術協力、通信機器の共同購入、KDDIが設立したKDDI DIGITAL GATEとLG Uplusが設立したLG U+ 5G INNOVATION LABの連携によるアイデアの創出および事業化、KDDIとLG Uplusの協業促進に向けた人材交流計画の作成などが強化する取り組みに含まれている。
KDDIの報道発表資料とLG Uplusの報道発表資料では基本的に趣旨は変わらないが、表記や詳細な部分で内容が異なり、LG Uplusは次世代ネットワークを第6世代移動通信システム(6G)と表記している。
LG Uplusは将来の競争力を確保するために日本のKDDIと5Gおよび6Gで協力を強化すると発表した。
6Gの技術を先取りして世界で主導権を確保するためにKDDIと共同で対応するという。
6Gの技術開発は当然として、国際標準の策定などでもKDDIと共同で対応し、O-RANの分野なども含めて世界的な技術革新で一緒に先導すると表明している。
なお、LG Uplusは韓国のLG Corp.の関連会社である。
韓国には3社の移動体通信事業者が存在するが、加入件数を基準としてLG Uplusは韓国で3位となっている。
5Gは世界的にも早期に導入を実現しており、2019年4月に5Gを商用化した。
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