EXP21 SmartphoneがRRA通過、韓国初のミリ波5Gスマホに
- 2021年07月21日
- Android関連
台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「ASUS_I007D」が2021年7月19日付けで韓国の国立電波研究院(National Radio Research Agency)の認証を通過した。
認証番号はR-C-MSQ-I007Dである。
ASUS_I007Dは米国(アメリカ)のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm TechnologiesよりSmartphone for Snapdragon Insidersとして発表されている。
Qualcomm TechnologiesとASUSTeK Computerが共同で開発しており、スマートフォン本体はEXP21 Smartphoneの名称も有する。
国立電波研究院の認証では機器名称が5G NR移動通信用無線設備の機器(28GHz)(陸上移動局の送受信装置)と記載されている。
5Gの無線方式であるNR方式に対応しており、周波数はミリ波(mmWave)の28GHz帯も利用できることが分かる。
ミリ波に対応することはQualcomm Technologiesが仕様を公開した時点で判明していたが、国立電波研究院ではミリ波でも認証を受けたため、韓国でミリ波を利用できることが確定した。
国立電波研究院の認証の取得日を基準として、ASUS_I007Dがミリ波に対応した最初の韓国向けスマートフォンとなった。
また、製造国は中国と記載されている。
すでに中国のGUANGDONG ENOK COMMUNICATION (広東以諾通訊)が中国の広東省で保有する工場において製造することが判明している。
国立電波研究院は韓国の政府機関で、韓国でスマートフォンを含めた携帯端末などを正規に販売するためには国立電波研究院の認証を取得する必要がある。
ASUS_I007Dが国立電波研究院の認証を取得したため、韓国でASUS_I007Dを発売するための準備を進めていることが分かる。
すでに韓国向けのASUSTeK Computerの公式ウェブサイトには製品ページが開設されており、様々な状況から韓国で発売することは決定的となっている。
これまでに、韓国ではASUSTeK Computer製のスマートフォンを正規に販売したことがない。
そのため、韓国で正規に販売する最初のASUSTeK Computer製のスマートフォンとなる。
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