レバノンのAlfaがGalaxy Z Fold3とGalaxy Z Flip3の事前注文を開始
- 2021年09月02日
- Android関連
レバノンの移動体通信事業者(MNO)でAlfaとして事業を行うMobile Interim Company 1 (以下、MIC1)は韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Samsung Galaxy Z Fold3」および「Samsung Galaxy Z Flip3」の事前注文の受け付けを開始した。
いずれも折り畳めるフォルダブルディスプレイを搭載したフォルダブルスマートフォンである。
MIC1は事前予約の受け付けの開始に伴い製品情報を公開している。
Samsung Galaxy Z Fold3はシステムメモリの容量が12GBで、内蔵ストレージの容量が256GBのモデルを取り扱う。
カラーバリエーションはPhantom BlackとPhantom Greenの2色展開となる。
Samsung Galaxy Z Flip3はシステムメモリの容量が8GBで、内蔵ストレージの容量が128GBである。
カラーバリエーションはCream、Green、Phantom Blackの3色から選択できる。
販売価格を公表しており、Samsung Galaxy Z Fold3は33,185,000レバノンポンド、Samsung Galaxy Z Flip3が19,475,000レバノンポンドに設定されている。
表記の金額はすべて付加価値税込で、販売価格は変更する場合があると案内している。
レバノンの中央銀行であるBanque du Libanの公定レートではSamsung Galaxy Z Fold3が約22,013米ドル(約2,422,000円)で、Samsung Galaxy Z Flip3が約12,919米ドル(約1,422,000円)に相当する。
実勢レートではSamsung Galaxy Z Fold3が約1,747米ドル(約192,000円)で、Samsung Galaxy Z Flip3が約1,025米ドル(約113,000円)となる。
レバノン危機の渦中のレバノンでは経済状況の悪化が深刻化しており、19世紀半ば以降に世界で発生した3大経済危機のひとつとも言われる状況である。
レバノンの法定通貨であるレバノンポンド(LBP)は急落し、Banque du Libanは依然として1米ドルを1,507.5レバノンポンドに固定しているが、実勢レートは2021年9月上旬の時点で1米ドルが約19,000レバノンポンドとなっている。
双方に大幅な開きがあるため、両方の換算額を表記している。
MIC1はSamsung Electronicsから米ドル(USD)でスマートフォンを調達しており、レバノンポンドが価値を失う中でBanque du Libanが公式に規定したレートを適用すると事業が成立しないため、正確には公式ではない実勢レートを考慮して販売価格を設定することになった。
なお、MIC1としては初めてフォルダブルスマートフォンを取り扱うことになる。
2機種とも詳細な発売日は発表しておらず、改めて案内する予定である。
Samsung Electronicsは2021年8月27日より一部の国と地域で2機種を正式に発売しており、2021年10月までに130の国と地域で販売を開始する計画を発表している。
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