ソフトバンクグループとDeutsche Telekomが長期提携に合意
- 2021年09月08日
- SoftBank-総合
SoftBank GroupとドイツのDeutsche Telekomは長期提携および米国(アメリカ)のT-Mobile USに関する株式交換に合意したと発表した。
SoftBank GroupはT-Mobile USの約4,500万株と引き換えに、新たにDeutsche Telekomの2億2,500万株を取得するという。
また、Deutsche Telekomはオランダの移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile Netherlandsの売却資金をもってT-Mobile USの約2,000万株を追加取得する計画と案内している。
これによって、SoftBank Groupは日本ではSoftBankの40.86%、欧州(ヨーロッパ)ではDeutsche Telekomの4.5%、米国ではT-Mobile USの3.3%を保有することになる。
SoftBank GroupはDeutsche Telekomの民間で第2の株主になるという。
T-Mobile USの3.3%に関してはDeutsche TelekomがT-Mobile USの約2,000万株を追加取得した場合の数値である。
SoftBankは日本の移動体通信事業者で、加入件数は日本で3番目となっている。
Deutsche Telekomは欧州の複数の国で子会社を通じて移動体通信事業者として携帯通信事業を展開している。
T-Mobile USを除いてDeutsche Telekomが子会社を通じて移動体通信事業者として携帯通信事業に参入している国はドイツ、オーストリア、クロアチア、チェコ、ギリシャ、ハンガリー、モンテネグロ、北マケドニア(旧マケドニア旧ユーゴスラビア共和国)、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、オランダである。
ただ、オランダではT-Mobile Netherlandsを売却し、オランダの携帯通信事業からは撤退することが決定した。
T-Mobile USは米国の移動体通信事業者であるT-Mobile USAおよびSprintを所有しており、米国本土のほかに米自治領プエルトリコおよび米領ヴァージン諸島でも移動体通信事業者として携帯通信事業を展開している。
T-Mobile USとSprintの経営統合に伴いT-Mobile USが所有する携帯通信事業はT-Mobile USAに集中する計画を発表しており、Sprintは2022年6月30日をもってネットワークを停波する予定である。
そのため、Sprintの携帯通信事業は2022年6月30日に終了することになる。
スポンサーリンク