iPhone 13シリーズの製造工場が判明、鄭州市と上海市で製造

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米国(アメリカ)のApple製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「A2639」、「A2644」、「A2634」、「A2629」が2021年8月27日付けで中国強制認証(China Compulsory Certification：3CまたはCCC)を通過した。

いずれも第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応したスマートフォンで、それぞれ製造工場が公開されている。

A2639およびA2644は中国のHong Fu Jin Precision Electronics (Zhengzhou) (鴻富錦精密電子(鄭州))、A2634はHong Fu Jin Precision Electronics (Zhengzhou)および中国のProtek (Shanghai) (昌碩科技(上海))、A2629はProtek (Shanghai)が所有および運営する工場で製造を行う。

Hong Fu Jin Precision Electronics (Zhengzhou)は台湾のHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)傘下で、工場は中国の河南省の省都・鄭州市に所在する。

また、Protek (Shanghai)は台湾のPegatron (和碩聯合科技)傘下で、中国の上海市で工場を運用している。

A2639は中国版のiPhone 13 Pro、A2644は中国版のiPhone 13 Pro Max、A2634は中国版のiPhone 13、A2629は中国版のiPhone 13 miniの型番に該当する。

そのため、iPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro MaxはHon Hai Precision Industryの1社、iPhone 13はHon Hai Precision IndustryおよびPegatronの2社、iPhone 13 miniはPegatronの1社が製造を受託し、いずれも傘下の事業会社を通じて中国の工場で製造することが分かる。

Hong Fu Jin Precision ElectronicsおよびProtek (Shanghai)はいずれも過去にiPhoneを製造した実績があり、iPhone 13シリーズの製造も受託したことになる。

特にHong Fu Jin Precision ElectronicsはiPhoneの製造規模が最も大きい工場として知られている。

iPhone 13シリーズでも主力の製造事業者として機能することになる見込みである。

中国では日本や米国などと同じく2021年9月24日にiPhone 13シリーズの販売を開始することが決定している。