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韓国のSK Telecomが2022年Q1の業績を発表、5Gは1千万件に



韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは2022年第1四半期の業績を発表した。

2022年3月31日に終了した3か月間となる2022年第1四半期の連結売上高は前年同期比4.0%減の4兆2,770億韓国ウォン(約4,367億6,666万円)、当期純利益は前年同期比61.5%減の2,200億韓国ウォン(約224億6,637万円)となった。

2022年第1四半期は前年同期比で大幅な減益を記録したが、2021年11月1日付けで実行した会社分割の影響である。

韓国のSK hynixなどが持分法適用会社ではなくなり、SK Telecomの業績には反映されなくなった。

業績の発表に伴い事業別の業績も公表している。

移動通信事業の売上高は前年同期比2.2%増の2兆5,870億韓国ウォン(約2,641億1,407万円)で、全体の60.5%と過半を占めており、SK Telecomにとって最大の規模を有する事業となっている。

なお、業績報告における移動通信事業はSK Telecomが免許人で移動体通信事業者として展開する携帯通信事業が中心となる。

2022年3月31日時点の事業データも公表している。

携帯通信サービスの加入件数は前年同期比1.9%増の3,212万9,000件である。

加入件数の総数のうち5Gは前年同期比61.5%増の1,087万9,000件で33.9%、LTEは前年同期比15.4%減の1,798万1,000件で56.0%を占めている。

依然としてLTEが過半を占めているが、LTEから5Gに移行が進んでおり、2022年第1四半期には初めて5Gの加入件数が1,000万件を超えた。

SK Telecomは加入件数を基準に韓国で最大手の移動体通信事業者で、5Gの加入件数は韓国の移動体通信事業者としては初めて1,000万件に到達したことになる。

なお、契約種別における5Gは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式を韓国で利用できる回線、LTEはLTE方式およびW-CDMA方式を韓国で利用できる回線を意味する。

韓国ウォン(KRW)ベースの2022年第1四半期のARPUは前年同期比0.6%増の30,401韓国ウォン(約3,105円)となった。

SK Telecomは2022年の計画も言及しており、移動通信事業では5Gの高度化に取り組むと説明している。

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