VERTU、中国の事業会社を変更

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中国でVERTUの携帯端末などを展開する事業会社を変更したことが分かった。

これまで、中国では同国のVertu Telecommunications Trading (China) (緯図通信貿易(中国))が事業会社としてVERTUの携帯端末事業などを展開してきたが、事業会社を同国のChengdu Vertu Business and Service Management (成都緯図商業管理)に変更したことを確認できる。

Vertu Telecommunications Trading (China)は英国(イギリス)のVertu Corporationの中国法人として設立された。

中国の首都・北京市に本社が所在し、Vertu CorporationがフィンランドのNokiaの子会社の時代からVertu Corporationの中国法人として機能してきた。

Vertu Corporationの経営破綻前にVertu Corporationと資本関係を解消し、Vertu Corporationの正規代理店として事業を展開していたため、Vertu Corporationの経営破綻および事業終了後も中国では事実上独立した会社として事業を継続できた。

ただ、Vertu Corporationが英国で製造した携帯端末を中国で正規に販売していたことから、Vertu Corporationの事業停止に伴い英国で携帯端末を製造する新たな拠点が必要となった。

そのため、Vertu Telecommunications Trading (China)の関係者が英国でVERTU INTERNATIONAL CORPORATIONを設立し、英国の拠点として活用することになった。

VERTU INTERNATIONAL CORPORATIONを設立後に一部の携帯端末は英国で製造しているが、VERTUのスマートフォンとしては初めて中国で製造した機種も販売を開始している。

Chengdu Vertu Business and Service ManagementはVERTU INTERNATIONAL CORPORATIONの完全子会社であるため、Chengdu Vertu Business and Service ManagementおよびVertu Telecommunications Trading (China)は無関係の会社ではない。

本社は中国の四川省の省都・成都市に所在し、VERTU INTERNATIONAL CORPORATIONの中国法人として機能する。

VERTUの携帯端末事業は中国の拠点を北京市から成都市に移転したため、事業会社を新たな拠点の成都市に所在する会社に変更するとともに、所有構造を簡素化したことになる。

VERTU INTERNATIONAL CORPORATIONを親会社として組織体制を再整備しており、国際展開も順次再開している。

2022年10月24日には第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンの新機種を発表する予定である。