VodafoneとThree、合併で協議

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英国(イギリス)のVodafone Groupおよび香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のCK Hutchison Holdingsは英国の携帯通信事業に関して合併する方向で協議していることが分かった。

Vodafone GroupおよびCK Hutchison Holdingsは英国の携帯通信事業の合併に向けた協議を進めている事実を認めている。

Vodafone Groupは英国の移動体通信事業者(MNO)であるVodafoneを通じて英国で携帯通信事業を行う。

CK Hutchison Holdingsは英国の移動体通信事業者であるHutchison 3G UKを通じてThree (3)として英国で携帯通信事業を展開している。

なお、VodafoneはVodafone Groupの完全子会社で、Hutchison 3G UKはCK Hutchison Holdingsの完全子会社となっている。

Vodafone GroupおよびCK Hutchison HoldingsはVodafoneとHutchison 3G UKを統合したうえで、Vodafone GroupとCK Hutchison Holdingsの合弁事業として英国で携帯通信事業を継続する計画である。

合弁会社に対する持分比率はVodafone Groupが51%で、CK Hutchison Holdingsが49%とする方向で協議を進めている。

Vodafone Groupの合弁会社に対する持分比率は51%を上回るため、Vodafone Groupは合弁会社を連結子会社として扱うと思われる。

英国の海外領土を除く英国の全域で携帯通信事業を行う移動体通信事業者はVodafoneおよびHutchison 3G UKのほかに、EEやO2として展開するTelefonica UKの合計で4社が存在する。

英国の移動体通信事業者はVodafoneとHutchison 3G UKの合併が実現する場合は4社体制から3社体制となる。

VodafoneとHutchison 3G UKの合併で誕生する移動体通信事業者は加入件数を基準に英国で最大規模の移動体通信事業者となる見込みである。

これまでに、Vodafone GroupとCK Hutchison Holdingsの間で合意に達した事項はなく、VodafoneとHutchison 3G UKの合併も確定していない。

協議で合意などの進展がある場合は改めて発表することになる。