マレーシアのDigiが2022年Q3の業績を発表、2022年中にCelcomと合併へ
- 2022年10月23日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenorの連結子会社でマレーシアのDigiは2022年第3四半期の業績を発表した。
2022年9月30日に終了した3か月間となる2022年第3四半期の連結売上高は前年同期比3.3%減の15億3,200万マレーシアリンギット(約491億6,206万円)、当期純利益は前年同期比15.3%減の2億6,500万マレーシアリンギット(約85億388万円)となった。
Digiの主要事業は携帯通信事業である。
完全子会社でマレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるDigi Telecommunicationsを通じて携帯通信事業を行う。
2022年9月30日時点の事業データも公表している。
携帯通信サービスの加入件数は前年同期比3.3%増の1,069万8,000件となった。
加入件数のうちポストペイド回線は340万3,000件で31.8%、プリペイド回線が729万5,000件で68.2%を占めている。
4Gとして展開するLTE方式の人口カバー率は95%で、4G Plusとして展開するLTE-Advanced方式の人口カバー率は80%である。
2022年第3四半期の平均月間データ通信量は23.0GBとなっている。
マレーシアリンギット(MYR)ベースの2022年第3四半期のARPUはポストペイド回線が61マレーシアリンギット(約1,958円)、プリペイド回線が31マレーシアリンギット(約995円)、合計が40マレーシアリンギット(約1,284円)となった。
Digiはマレーシアの移動体通信事業者であるCelcom Axiataと合併し、Celcom Digiとして事業を開始することで合意した。
当初は合併の期限を2022年6月21日に設定していたが、DigiおよびCelcom Axiataの合意に基づき2022年12月31日まで延長することになった。
Digiは2022年中にCelcom Digiとして事業を開始するための準備は順調と明確化している。
Celcom Digiは加入件数を基準としてマレーシアで最大の移動体通信事業者となる予定である。
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