楽天モバイル、700MHz帯の3MHz幅で4G導入に向けた検討を歓迎
- 2022年12月01日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は3MHz幅*2の帯域幅で第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式の導入に向けた検討を開始することを歓迎すると表明した。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の情報通信審議会新世代モバイル通信システム委員会では狭帯域LTE-Advancedに関する技術的条件の検討を開始することになった。
狭帯域LTE-Advancedは3MHz幅*2の狭帯域を使用したLTE方式を意味する。
700MHz帯の周波数で3MHz幅*2のLTE方式を導入することを念頭に技術的条件の検討を進める。
Rakuten Mobileは総務省の決定を受けて歓迎すると表明している。
狭帯域LTE-Advancedに関する技術的条件の検討にはRakuten Mobileも参加する予定である。
Rakuten Mobileは1GHz未満の低い周波数を保有しておらず、カバレッジの確保に有利な低い周波数の割当を求めている。
低い周波数の割当のために既存の低い周波数の再割当に関して議論が行われているが、700MHz帯で3MHz幅*2を新規に確保および割当することは新たなオプションになり得る。
そのため、Rakuten Mobileは歓迎を表明したと思われる。
対象の700MHz帯は上りが715~718MHz、下りが770~773MHzである。
LTE方式を導入する場合はBand 28として運用できる。
Band 28は日本の携帯電話事業者も導入しているほか、世界的にも導入事例が多いため、Band 28に対応した携帯端末の流通量も多い状況となっている。
700MHz帯の3MHz幅*2でLTE方式を導入する場合は700MHz帯の既存無線システムと共用検討が必要となるため、並行して共用検討も行う。
総務省では2023年春頃を目途に検討を取りまとめる予定である。
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