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トルコ南東部の大規模地震で基地局の半数が停止、Turkcellが影響を公表



トルコの移動体通信事業者(MNO)であるTurkcell Iletisim Hizmetleriはトルコ南東部を震源とする大規模な地震の影響を公表した。

Turkcell Iletisim Hizmetleriは2022年12月31日に終了した3か月間となる2022年第4四半期および2022年12月31日に終了した12か月間となる2022年通期の業績の発表に合わせて、業績の報告期間の対象外であるが、大規模な地震の影響を説明している。

トルコでは2023年2月6日にトルコ南東部を中心に大規模な地震が発生しており、Turkcell Iletisim Hizmetleriの携帯通信事業にも大きな影響を与えた。

大規模な地震の影響は約1,400万人が居住する11の都市に及び、約650万人のTurkcell Iletisim Hizmetleriの加入者が影響を受けた。

11の都市では合計で3,300局の基地局を開設していたが、大規模な地震の発生日にはほぼ半数が停止したという。

約1,650局の基地局が停止したことが分かる。

基地局が停止した原因は基地局の物理的な損壊や停電と説明している。

11の都市に合計で約1,200人の携帯通信網の整備に携わる人員を配備しており、約250局の可搬型基地局と約1,400台の発電機を展開した。

2023年3月9日までに基地局を開設していた場所の99%で携帯通信網が復旧したという。

可搬型基地局の配備より発電機の配備による復旧が多いため、停止した基地局は大半が停電を理由とすると考えられる。

11の都市では販売店の営業にも影響を与えた。

2023年3月9日までに販売店の68%が完全に稼働しているが、30%は完全な稼働が困難な状況となっている。

入居する建物の都合で完全な稼働まで時間を要する販売店や営業の再開が困難な販売店も少なくないと思われる。

Turkcell Iletisim Hizmetleriは11の都市で携帯通信サービスの一部を無料で提供するなど、加入者が容易に通信手段を確保できるよう努めている。

携帯通信網の整備や販売店の展開なども継続することを表明している。

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