ソフトバンクと協業の5G NTN事業者Skylo Technologies、PLMN番号を取得
- 2023年04月17日
- SoftBank-総合
米国(アメリカ)のSkylo Technologiesは公衆陸上移動体通信番号(Public Land Mobile Network Number:PLMN番号)を取得したことが分かった。
国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)が通知している。
Skylo Technologiesは2023年3月27日付けでPLMN番号として901-98の指定を受けた。
PLMN番号は3桁の国コード(Mobile Country Code:MCC)と2桁もしくは3桁の事業者コード(Mobile Network Code:MNC)で構成する。
Skylo Technologiesの場合は901が国コードで、98が事業者コードとなる。
901は国際および共有の国コードであるため、特定の国と地域に限定した用途ではないと推測できる。
Skylo Technologiesは携帯通信技術の標準化団体である3GPP (3rd Generation Partnership Project)の標準仕様に準拠したNTN (Non-Terrestrial Network)を運用する通信事業者である。
PLMN番号はNTNで活用すると考えられる。
3GPPの標準仕様に準拠したNTNは3GPP NTNや5G NTNなどが総称となっている。
3GPPではNTNの標準仕様としてIoT-NTNとNR-NTNを定義しており、一部の事業者はそれぞれ5G IoT for NTNや5G NR for NTNの呼称も使用している。
IoT-NTNはNB-IoTやeMTC、NR-NTNはNRをベースとする。
Skylo TechnologiesはNB-IoTをベースとするIoT-NTNを採用しており、コアネットワークと無線アクセスネットワーク(RAN)の運営および管理はSkylo Technologiesが行う。
IoT-NTNのソリューションの提供に向けて台湾のMediaTek (聯発科技)と連携しており、英国(イギリス)のBullitt Mobileが衛星通信でSkylo TechnologiesのサービスおよびMediaTekの通信モデムを採用することになった。
Skylo Technologiesは日本ではSoftBank Corp.と協業することで合意した。
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