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ASUS子会社のAskey製5G基地局が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明や工事設計認証などを受けた機器の情報を更新した。

台湾のAskey Computer Corporation (亞旭電脳)製の基地局「80156C」が2023年7月12日付けでTACOYAKIを通じて工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は020-230218となっている。

特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備であるため、TD-5G-NR(Sub6帯)用基地局となる。

周波数範囲は4500~4900MHz、1搬送波の帯域幅は100MHz幅で動作する。

4500~4600MHzはNTT DOCOMO、4600~4900MHzはローカル5Gの周波数である。

NTT DOCOMOの周波数でも工事設計認証を受けたが、Askey Computer Corporationはローカル5Gの事業者に端末を供給するなどローカル5G事業に参入しているため、基本的にはローカル5G向けを想定して工事設計認証を受けたと考えられる。

なお、無線方式は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応している。

NR BandはFR1のn79となる。

基地局はn79の周波数範囲は全部で動作する能力を有するため、日本で割当したn79の周波数範囲はNTT DOCOMOの周波数も含めて全部で工事設計認証を受けたと思われる。

Askey Computer Corporationは台湾のASUSTeK COMPUTER (華碩電脳)の完全子会社である。

基地局は低出力のスモールセルを中心に開発している。

5Gのスモールセルは台湾の移動体通信事業者(MNO)でT STAR (台湾之星)として携帯通信事業を行うTaiwan Star Telecom (台湾之星電信)で採用の実績がある。

総務省

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