エジプトのTelecom Egypt、ORA Developersのスマートシティに通信サービスを提供

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エジプトの移動体通信事業者(MNO)でWEとして携帯通信網を行うTelecom EgyptはオランダのORA Developersとスマートシティのプロジェクトで協力することで合意した。

Telecom Egyptは合意に基づきORA Developersがエジプト国内で整備するスマートシティの住宅や商業施設などに固定通信サービスを提供する。

ほかにスマートシティで携帯通信サービスのカバレッジを強化することも合意に含まれている。

ORA Developersはオランダの首都で北ホラント州のアムステルダム市に所在する会社である。

主要事業は不動産開発で、国際的に不動産開発を展開している。

本社はオランダに所在するが、オランダは本社機能に限定しており、不動産開発はエジプト、パキスタン、キプロス、ギリシャ、グレナダで行う。

プロジェクトの件数は創業者の出身国であるエジプトが最も多く、エジプトでスマートシティを整備する計画である。

スマートシティの整備には高度で安定した通信サービスの確保が必要となるため、通信サービスでTelecom Egyptと協力することになった。

ORA Developersの創業者は過去にエジプトの移動体通信事業者であるOrange Egypt for Telecommunicationsが旧社名のEgyptian Company for Mobile Servicesの時代に取締役を務めていたが、Orange Egypt for Telecommunicationsとは関係を解消しているため、ORA Developersのプロジェクトで協力する事業体としてOrange Egypt for Telecommunicationsは選定していない。

エジプトでは4社の移動体通信事業者が携帯通信事業を展開しており、最も新しい移動体通信事業者がTelecom Egyptである。

Telecom Egyptは2017年9月18日にエジプトで第4の移動体通信事業者として商用化した。

エジプト全土で第4世代移動通信システム(4G)を整備しており、第2世代移動通信システム(2G)と第3世代移動通信システム(3G)は導入していない。