韓国の携帯電話新規参入、3社が適格審査を通過
- 2024年01月10日
- 海外携帯電話
韓国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)は移動通信用の周波数割当申請に係る適格審査の結果を発表した。
周波数割当申請書を受領後に広範な分野の専門家を含む適格検討班を構成して電波法第20条の無線局開設欠格事由、電気通信事業法第7条の基幹通信事業登録欠格事由、周波数割当公告事項の観点から適格審査を行った。
韓国のSejong Telecom (世宗テレコム)、韓国のStage X、韓国のMy Mobileともに適格と判定しており、2024年1月9日付けで各社に結果を通知したという。
すべての申請者が適格審査を通過したことになる。
なお、My Mobileは共同事業体のマイモバイルコンソーシアムとして周波数割当申請書を提出したが、適格審査の期間中に株式会社化している。
複数の事業体が適格審査を通過した場合は周波数オークションを開催して周波数を割当するよう周波数割当公告で規定しているため、周波数オークションをを開催することが確定した。
2024年1月25日に周波数オークションを開催する予定で、事前に説明会も開催する。
説明会の日程は確定していないが、早急に開催する方向で調整を進めている。
なお、科学技術情報通信部は2023年11月20日から2023年12月19日の18時まで移動体通信事業者(MNO)として新規参入を計画する事業体を対象に移動通信用の周波数割当申請を受け付けた。
移動通信用の周波数割当申請は全国単位と圏域単位で受け付けたが、すべての申請が全国単位となった。
対象の周波数は700MHz帯および28GHz帯で、両方の周波数で1枠となる。
少なくとも28GHz帯では第5世代移動通信システム(5G)の導入を想定している。
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